見出し画像

単なるモノづくりを超える。生産拠点が生み出すファイントゥデイの進化 ~ファイントゥデイインダストリーズが担う大きな役割~

2023 年 4 月、ファイントゥデイグループ独自の生産拠点として、株式会社ファイントゥデイインダストリーズ(以下、FTI)が事業を開始しました。
工場を持たずに創業したファイントゥデイグループにとって、自前の生産拠点のオープンは、研究開発から生産、販売までが一体となった経営システムの実現に向けた、大きな一歩です。それだけでなく、FTIは他の部門との積極的な連携や、独自のESG(環境・社会・ガバナンス)の取組みの推進により、ファイントゥデイグループに新しい風を吹き込もうとしています。
 
ここでは、単なるモノづくりの役割にとどまらず、グループの新たな成長基盤としてさまざまな役割を担うFTIの全貌をご紹介します。


工場外観

ファイントゥデイインダストリーズとは

FTIは、ファイントゥデイグループの生産機能を担う会社として2023年4月に創業しました。
10万㎡(東京ドーム約2.1個分)の広大な敷地の中で、fino、TSUBAKI、SENKAなどのパーソナルケア製品を生産しています。

FTIの前身は、資生堂 久喜工場です。1983年に埼玉県久喜市で稼働開始し、40年にわたる長い歴史の中で独自の美意識を培ってきました。その美意識はFTIにも受け継がれており、お客さまの毎日を美しく豊かにする、高品質なMADE IN JAPAN 製品を世界中にお届けしています。

【株式会社ファイントゥデイインダストリーズ 会社概要】
本社所在地    埼玉県久喜市清久町5番
事業内容     パーソナルケア製品の生産等
事業開始年月日  2023年4月1日

モノづくりだけじゃない。グループの中で果たす大きな役割

FTI 創業記念式典の様子

資生堂からパーソナルケア事業を引き継いで2021年に誕生したファイントゥデイグループは、販売とマーケティングの機能のみでスタートし、自前の生産拠点を持っていませんでした。
 
しかし、我々が身を置くのは、強力なライバルがひしめく、変化の激しい日用品業界。
そんな業界において、長年培ってきた美意識と技術力をフルに活かし、他社にはない独創的な製品を迅速に生み出していくためには、研究開発から生産、販売までを一貫して自前で行う体制が重要であると考え、体制構築を進めてきました。

そんな中、2023年4月にFTIが仲間入りしたことにより、ファイントゥデイグループは、自前の生産拠点を持つメーカーとして新たなスタートを切ることができたのです。
 
2023年7月には、自前の研究開発拠点も加わり、研究開発・生産・販売の一体体制が整いました。
これにより、今後、ますますグローバルな視点で、各地域の市場ニーズに合わせた多様な製品の適量供給をより迅速、柔軟に行うことが可能になりました。

また、ファイントゥデイグループは、スタートアップらしく、部門の壁を越えて積極的に意見を交わす風土が定着しています。
 
その中で、FTIは社名のとおり「インダストリーズ」=モノづくりのスペシャリスト集団として、さまざまな意見を発信しています。組織の垣根を超え、「この容器の形をこう変えたら、お客さまにとってより使いやすくなるのでは」といったような議論を、マーケティングや販売といった他部門とも活発に行うことが、ファイントゥデイグループ全体でさらに価値のある製品を生み出すことにつながります。

FTIは、ただ指示されたものを生産するだけの工場ではありません。常にモノづくりに対するプロ意識と、お客さま視点を持ち、ファイントゥデイらしいユニークで高付加価値な製品開発に貢献していきます。

生産ライン
シャンプーの製造工程

安全・安心で、環境にも優しい生産拠点として

お客さまの肌に直接触れるパーソナルケア製品を製造する工場として、安全・安心なモノづくりは絶対に譲れないポイントです。
FTIでは、化粧品製造の品質・安全性に関する国際規格(ISO22716)を取得し、それに基づく製造基準を順守することで、高品質で安全なモノづくりを行っています。
生産ラインでは、機器と人の目を組み合わせて何重ものチェックを実施し、小さな異変も見逃さない体制を構築するとともに、生産エリア内への持ち込み品も厳しく制限するなど、工場の衛生管理も徹底しています。
同時に、生産活動に伴う労働災害から社員を守るため、安全意識を高める教育やリスクマネジメント体制を構築しています。万が一、労働災害が発生した場合には、即座の原因究明と再発防止に取り組んでいます。

機器だけでなく、人の五感も活用して検査を実施

また、地域社会の一員として、環境負荷の低減に向けても積極的に取り組んでいます。FTIでは、環境マネジメントシステムに関する国際規格(ISO14001)を取得し、この厳しい基準を守りながら事業活動を行っています。

例えば、CO2削減に向けては、使用電力をクリーンな水力発電由来の電力に切り替えるとともに、自家発電にて生じる廃熱を他の工程に再利用する取り組みを行っています。また廃棄物量の削減に向けては、工場内にリサイクルセンターを設置し、水使用量の削減に向けては、日々の生産工程を工夫するなど、かけがえのない資源の有効活用に向けて積極的に取り組んでいます。

FTIは、100年先の世代にも愛される企業を目指し、これからも、安全・安心な工場としてお客さまの一日を豊かにする製品を生産し続けるとともに、社会の一員として、地域の皆さまや社員とともに歩みを進めていきます。

▼ファイントゥデイの生産についてはこちら

▼FTI関連記事はこちら

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!