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夢を仕事に。ヘアケア研究のプロを目指して【Youはどうしてファイントゥデイへ?】

ファイントゥデイは、資生堂からパーソナルケア事業を引き継ぎ、2021年に誕生しました。TSUBAKIやfino、unoなど、皆さんの毎日を美しく、豊かにする日用美品の生産・販売を手掛けています。

創業からわずか3年で、ファイントゥデイは工場の取得やラボの開所、サステナビリティにおける国際評価の獲得など、大きな成長を遂げてきました。その成長を支えるのは、さまざまな業界・業種から集まった個性豊かな社員たち。創業間もないファイントゥデイに入社した多様な社員の想いを紐解く企画が、「Youはどうしてファイントゥデイへ?」です。

第2回は、ヘアケアの研究員第一号としてファイントゥデイに入社し、R&D本部で新基材の開発や、新商品の開発に取り組む大竹さんのお仕事について、当社の研究施設、ビューティーイノベーションセンターでお話を聞きました。ファイントゥデイで実現したいことに迫ります!


【プロフィール】 大竹 真子(おおたけ まこ) 
R&D本部 基礎・基盤研究部 先行技術開発G
新卒で株式会社アリミノ(美容専売ヘアケアメーカー)に研究職として入社し、美容室向けのヘアケア製品の開発、基礎研究や新技術の開発に従事。2022年にファイントゥデイに入社。初期は機器選定などの研究環境の整備にも携わり、ヘアケアの基礎研究と製品開発を推進する。
趣味はスノーボードと温泉めぐり。

ヘアケア一筋 幼少期からの夢にまい進中


―まずは、大竹さんが研究職を目指したきっかけを教えてください。

大竹: 自然豊かな青森で育ちました。植物への興味から、小学生の頃より理科の実験が大好きで、将来は白衣を着て実験する仕事に就きたいと思っていました。周りに何もなかったからこそ、いろいろなものがあるドラッグストアによく行き、都会のおしゃれやトレンドのキラキラしたイメージが憧れでした。
ヘアケアには特に興味があり、ドラッグストアで新しい商品を探しては買って試したり、美容室のトリートメントをご褒美で買ってもらったり、今思うと業務のようなことが趣味で、次第に「ヘアケア商品を作りたい、化粧品の研究がしたい」と思うようになりました。

―ファイントゥデイに入社するまでは、どのような研究をしてきたのでしょうか?

大竹:
大学では、生物(体中や皮膚の基礎知識)や化学(化学製品の基礎知識)の習得ができる生物工学の研究室に所属し、化粧品業界にもつながる、糖鎖合成や植物の免疫反応に関するテーマを研究しました。

その後、新卒で入社した美容専売ヘアケアメーカーでは、基礎研究と製品開発の両方に携わりました。大学時代には知り得なかった、ヘアケア研究全般の幅広い知識や技術を知ることができたのは、前職のおかげです。

―ファイントゥデイの志望理由を教えてください。

 大竹:コロナ禍でおうち美容が増えた背景もあり、自身が美容専売メーカーで学んだ知識を活かし、もっとたくさんの人に家で使ってもらえるサロン級のヘアケア製品を作りたい!と思い、ファイントゥデイであれば、資生堂から引き継がれたサロン専売品の知見とマス向けのトイレタリー製品の強みの良い融合でこの夢が実現できると思いました。 

スタートアップという点にも魅力を感じました。面接の際には、入社後の大変さについて、たびたび説明がありましたが、まっさらなところから会社の土台やカルチャーを作れるのであれば、既成概念にとらわれずに、夢をアピールすれば希望の製品づくりができるのではないか?という期待の方が大きかったです。長い間愛用してきたTSUBAKIやSENKAを初めて使った時の感動や、ブランドへの強い憧れもありました。

「仕事をしていてよかったと思う瞬間は、自分が開発に携わった製品をCM、SNS、雑誌、店頭で見たとき。友達や家族が愛用してくれると、本当にモチベーションがあがります。」

ラボの立ち上げから、製品開発まで。スピード感が武器になった


―ファイントゥデイで携わっている業務について、教えてください。

 
大竹:2022年に入社した時は、私が一人目のヘアケア研究員でした。覚悟はしていましたが、本当に聞いていた通りすべてがこれからで、研究施設を立ち上げるところからスタートしました。どんな機器を購入するか、研究テーマや外部委託先を通した進め方、研究備品をどうするかなど、決めることが多く大変でしたが、意見がどんどん通っていくスタートアップならではのスピード感は自分に合っていました。周りの研究員も、この大変な状況を楽しみながら取り組む人が多かったと思います。

並行して、基礎研究も開始し、毛髪や頭皮どちらにも効果のある新基材・新技術の開発、新規毛髪評価法の研究、ヘアケア応用研究(製品に生かすための試作)などを行っています。ファイントゥデイでも基礎研究と開発の両方に携わっており、finoの製品開発業務も一部担当しています。

愛用のヘアケア研究用機器。「仕事では、目の前の仕事に早く取り掛かりすぐに行動に移すこと、ポジティブ思考、笑顔を大事にしています。」


―プロジェクトの推進において、チームや他部門とはどのように連携していますか?

 
大竹:R&D本部内のヘアケア担当は、部署を横断して、製品開発担当4名と、基礎研究を担当する私の5名体制です。基本的には一人で研究テーマを担当しますが、チームで進める場合もあります。
最近では、製品リリースまでの社内の枠組みも整い始めており、シーズ(新基材や新技術)の開発後どのように製品に結び付けるか、公開時期をどうするかなど、ブランドや広報の担当者と方向性を確認する打ち合わせが多くなってきました。ブランド担当者と開発中のアイテムの質感をすり合わせするための会議もしばしばあります。
 
海外市場も見据えたシーズ開発のため、グループ会社とのやりとりもあります。中国法人のトレンド分析担当者が日本に出張で来た時は、日本の消費者やトレンドとの違いや、普段のヘアケアや大切にしていることなどをヒアリングしたり、髪を触らせてもらったりしています。日本市場と全く傾向が違うので驚きます。

―お仕事の中で、大切にしていることはありますか?

大竹:“常に製品化を意識しながら新しい技術を作り出す”というスタイルで、スピード感をもって取り組むことを意識しています。このスタイルを続けることで、ファイントゥデイでは新しい技術や素材の提案、新アイテムに繋がる機会が多くあり、合っていると感じています。
 
また、学生の時に感じていた、新しい化粧品を試す時のあの“ワクワク感”を忘れないように、仕事であっても他社製品を使う時は初心に返り、一消費者として製品を楽しむようにしています。

一人でも多くの人に、製品を使って幸せを感じてもらいたい


―ファイントゥデイのどんなところが好きですか?

大竹:まず何と言っても、本社やラボが都内にあり、新しくて綺麗なところです。生産拠点も埼玉にあり、すぐに対面で相談できることは、スピーディーな製品開発を後押ししていると思います。

 次に、風通しがよく、役職や業務が異なるメンバーと一緒に仕事をする機会が多いので、会社を一緒に立ち上げているという実感が常にある点です。いろいろな専門を極めた研究員がいるため勉強になりますし、刺激になります。それぞれの得意分野を生かしながら、仕事を任されるところが好きです。得意なことはどんどん進められ、専門外のことは協力してやっていける、とても良い環境です。

最後に、自分の携わった商品をCM、SNS、雑誌、店頭で見たときが一番やりがいを感じます。その瞬間がとても好きでこの仕事をしていてよかったと、ファイントゥデイ社員であることを誇らしく思います。いろいろなところでファイントゥデイの商品を目にするのは、ブランド力と製品力によるものと感じており、ファイントゥデイならではの凄さだと思います。いつも感謝しながら仕事をしています。

豊洲にあるビューティーイノベーションセンター(2023年7月開所)

―最後に、今後の目標を教えてください。

大竹:研究中のテーマが、もうすぐ製品に配合できそうなフェーズまで来ているため、今私が開発している新技術や新基材を1日でも早く製品に配合することを目指しています。そして、一人でも多くの方に、製品を使うことで、幸せだと思える瞬間を増やしてもらいたいです。

上司からのメッセージ
R&D本部 森グループマネージャー
いつも笑顔で、ニコニコしながらもフルスロットルで仕事に取り組んでいる大竹さん。積極的にヘアケアの新技術開発に取り組んでいます。
昨年は、まだ豊洲ラボの環境が整っていない中でも外部機関を活用するなどして、何とか研究を遂行させようと、工夫しながら尽力してくれました。研究に対する情熱と推進力は素晴らしいと思います。
研究開発の道のりは不確実性がつきもので、困難や挑戦は避けられないものですが、大竹さんの情熱、創造性が、新しいイノベーションを創出し、社会に大きな影響を与えることを期待しています。一緒に優れたモノづくりをしていきましょう。

先行技術開発グループ「年齢や役職問わず、プライベートでも仲がいいところが自慢のチームです。ファイントゥデイの仲間になりたいと思う人がいればうれしいです。」

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