こだわりは、気分が弾むスイッチを作ること。新ブランド「プラストゥモロー」、デビューの裏側【後編】

2024年1月31日 18:42

23年秋から一部店舗で先行販売していた、ファイントゥデイ初のプレミアムヘアケアブランド「＋ｔｍｒ（プラストゥモロー）」（以下＋ｔｍｒ）。＋ｔｍｒは髪の本質ケアに着眼し、ヘアケアの可能性を一歩先へと進める、ファイントゥデイ待望の新ブランドです。
口コミランキング上位に入るなど、話題沸騰中。その理由は？

＋ｔｍｒのこだわりは、タンパク質だけではありません。ブランドコンセプト「いい髪が紡ぐ素晴らしい今日、そして明日」に込められた想いを、どのように製品で伝えようとしているのか。

前編では、新ブランドの企画・立ち上げプロジェクトをリードした堀内ブランドマネージャーに、構想から製品開発、全国発売までを走り抜けた2年間について聞きました。後編では、＋ｔｍｒ開発のこだわりポイントについて詳しく聞きました。

【プロフィール】堀内　明子
ブランド統括本部マーケティング企画開発部＋ｔｍｒＧブランドマネージャー
1993年資生堂販売株式会社入社。ビューティーコンサルタントとして活動後、2004年株式会社資生堂へ異動。スキンケア、カラーメーク、メンズブランド等のマーケティングを担当。ファイントゥデイで新ブランド立ち上げのプロジェクトがあることを知り、人生で一度はゼロからブランドをつくる経験をしてみたいと考え、2022年1月ファイントゥデイ入社。新ブランド準備室を経て、2024年1月より現職。＋ｔｍｒブランドの中期計画・戦略立案と実行をリードする。

「髪が変わるかも？」と期待感を高めることにこだわった、濃密テクスチャー

―＋ｔｍｒの立ち上げは、常に時間との闘いだったと思いますが、その中でも譲れなかったこだわりは何でしょうか？

まず最初にこだわったのはテクスチャーです。
手に取った瞬間に「このシャンプー、何か違う。もしかしたら、髪が変わるかもしれない」と期待感をもっていただきたいと考え、とろりと濃密な、滋養を感じるテクスチャーを目指しました。

中味液をリッチにするとポンプから出なくなり、ポンプから出しやすくすると満足のいくテクスチャーにならず、R&D（研究開発）チームと試行錯誤を繰り返し、数か月かけて納得のいくテクスチャーにたどり着きました。

―なぜ、ポンプという形状がよかったのでしょうか？

髪を洗うのは毎日の行動です。歯磨きと同じような日々の習慣であり、特別なことではありません。いつもの行動を変えることなく、タンパク質ケアという新しいヘアケア習慣を取り入れていただきたいと思ったため、ポンプという形状は変えたくありませんでした。

この考えは、「今日よりもいい明日。そんな毎日の積み重ねで、素晴らしい人生になりますように」、という想いを込めた「プラストゥモロー」というブランド名とも通じています。

ふとした時に、心が「るん♪」と弾む瞬間を～フレグランス発想の香り

―テクスチャー以外に処方でこだわった点はありますか？

次に重視したのが、香りです。
日常のふとした瞬間に、髪からふわっと漂う香りにほんの少し気持ちがほころぶ。そんな瞬間を毎日の中につくることを目指し、フレグランス発想で新しい香りを開発しました。すがすがしく晴れた空や穏やかに流れる空気に包まれる心が「るん♪」と弾む瞬間をイメージした自信作です。

パッケージデザインに想いを込めて

―最後に、＋ｔｍｒを象徴する彩雲（さいうん）のパッケージや、ブランドロゴに、どのような想いが込められているのか教えてください。

毎日バスルームで目にするシャンプーのボトルでも、心が弾む瞬間をつくりたいと考えて、パッケージデザインの開発に着手しました。デザインチームと何度もディスカッションを重ねる中で生まれたアイデアの一つが「空」を要素として取り入れることでした。

空を見上げるだけで、少し心が軽くなるような感じがすることがあると思いますが、つい下を向きがちになることが多い毎日の中で、顔を上げるきっかけをパッケージデザインから作れないだろうか？という発想から生まれたアイデアです。

さまざまな空のモチーフの中から、私たちが選んだのが見つけた人には幸運が訪れるとも言われている気象現象の一つ「彩雲（さいうん）」です。
1日の終わりに、バスルームでこの彩雲を目にしたときに、「明日はもっといい日になりそう」と思っていただきたい。
そんな風に、毎日に、ほんの少しでも希望を届けたいという想いをパッケージデザインにこめました。

微妙に異なるシャンプー、トリートメントのデザイン。並べるとつながって、一つの空に。

―ブランド名やロゴには、どのような想いが込められているのでしょうか？

ファイントゥデイが掲げる企業パーパス「世界中の誰もが素晴らしい1日を紡ぎ、美しく豊かな人生を送れるようにすること」を実現するために、「素晴らしい今日」だけにとどまらず、今日よりも「もっといい明日」を共に積み重ねたい。そんな想いをこめて、「プラストゥモロー」と名付けました。

plusとtomorrowを組み合わせたブランドロゴには、
「素晴らしい今日、そして明日。」
そんな日々がつづくように・・・との願いを込めています。

＋ｔｍｒの４文字に込められている、明日への想いをたくさんの方に知っていただき、共感していただけたら嬉しいです！

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【前編】では、構想から製品開発、プロモーションまでを走り抜けた2年間について聞きました。

プレスリリース：
https://www.finetoday.com/jp/news/newsrelease/2024020102/