見出し画像

「ファイントゥデイ オンラインショップ」を開設!よりお客さまに寄り添う製品・サービスの提供を目指して

2024年3月5日、ファイントゥデイの自社ECサイト「ファイントゥデイ オンラインショップ」がオープンします。当社はこのECサイトを、場所や時間に縛られず、より便利にお客さまが当社製品を購入いただける新たなチャネルとして位置づけ、今後さまざまなサービスを拡充していく予定です。

このプロジェクトをリードした日本事業本部の漆山グループマネージャーと遠藤さんに、ECサイト立ち上げの背景、運用開始に至るまでの苦労ややりがい、そして今後の展望について聞きました。


【プロフィール】漆山 和徳(うるしやま かずのり)
日本事業本部 企画管理G グループマネージャー
新卒で大手化粧品企業に入社後、主に事業企画の業務に従事。その後、コンサルティングファームにて企業の成長戦略や競争力強化に向けた戦略立案を行う。2023年8月にファイントゥデイに入社。日本事業本部において事業戦略・計画の策定・管理、新規事業の立案・運営などを担当。

【プロフィール】遠藤 航(えんどう わたる)
日本事業本部 企画管理G
新卒でコンサルティングファームに入社後、顧客の業務改善に向けた支援を担当。2022年9月にファイントゥデイ入社。主に営業部隊の生産性向上に向けた様々な施策を推進。2023年秋より自社ECサイト立ち上げのプロジェクトにアサインされ、広く実務全般を担当。

お客さまとの新たな接点。自社ECサイトが提供する価値とは


―はじめに、自社ECサイト立ち上げの背景を教えてください。
 
漆山:当社は以前から、コロナ禍をきっかけとしたEC市場のさらなる拡大を踏まえ、自社ECサイトにより、当社製品をお求めいただく際の利便性を向上させるとともに、自社で運営するECサイトという特性を活かし、、お客さまがより深く当社製品を知っていただく機会の創出につなげたいと考えてきました。
リアル店舗、ECモール、そして今回オープンする自社ECサイト、それぞれのチャネルの役割を明確化し連携させていくことで、新たな顧客体験の創出やブランド価値の向上などを実現していきたいと考えています。
 
―自社ECサイトを通してどのような価値を提供するのでしょうか?
 
漆山:まずはやはり「お客さまとの接点の強化」です。自社ECサイトにより、これまで直接接点を持つ機会の少なかった、当社製品をご使用いただくお客さまと直接繋がることで、より深くニーズを理解し、将来的にはさらなるサービス向上に活かしていきたいと考えています。
遠藤:「利便性の向上」も大きなテーマの一つです。時間や場所に縛られずにお買い物ができるのはもちろん、自社ECサイトの特性を生かし、リアル店舗では陳列されにくい製品も含め、当社が扱う、fino、TSUBAKI、SENKA、unoといった幅広いラインアップの製品群を一覧で見ていただき、新しい製品を知っていただくきっかけにもなるのではないかと思っています。当社にとっても、これまでアプローチできていなかったお客さまと接点を持つチャンスになります。また、製品ごとのレビューも掲載しますので、お客さまに購入前の疑問や不安を解消していただけるような場所になることも目指しています。

様々な角度から製品を検索することが可能です。(上記画像はイメージであり、実際の内容とは異なります。)

ゼロからの立ち上げは想像以上に困難の連続


―自社ECサイトの検討はいつ頃からスタートしたのでしょうか?

遠藤:約1年半前の2023年の秋から検討をスタートしました。その後、2024年の初めに経営陣へ提案し承認をもらった後、すぐに社内のプロジェクトチームを発足させ、どのような自社ECサイトを構築するかという要件定義などを詰めていきました。ECサイト構築にはいくつかの方法があるのですが、今回は社内のリソースや目標とする立ち上げまでの期間を考慮し、外部のパートナー企業と連携して構築していくことにしました。

―パートナー企業との連携とは具体的にはどのようなことでしょうか?

遠藤:具体的には発送業務や倉庫管理、コールセンターといったECサイト構築に必要な機能を、それぞれのパートナー企業に委託するのですが、この選定が非常に難航しました。当社の要件を定めたものの、その要件に合致するパートナー企業がなかなか見つかりませんでした。

―最終的にどのようにしてパートナー企業を決定されたのでしょうか?

漆山:当社として譲れない軸を明確にした上で、他部署と連携しながら要件を改めて詰めていきました。最終的には合計40~50社の企業から選定を行ったのですが、特に倉庫やコールセンターについては、実際に自分の目で確かめることが大事だと考えて現地を訪問し、倉庫会社の代表の方とお話させていただく機会を設けるなどしました。そのような検討を積み重ねて、当社にとって最適な、各機能のパートナー企業を決定することができました。

―複数のパートナー企業と、どのように立ち上げを進めたのでしょうか?
遠藤:それぞれのパートナー企業と円滑に連携を進めるためには、進捗管理やタスクの連携などがとても重要でした。各機能で想定すべき業務フローを洗い出し、先方との確認を徹底するようにしました。

漆山:同時に社内の各部署との連携も重要でした。IT、物流、お客さま窓口、法務、経理、広報など、関係する部署が多岐にわたるため、社内での実現可能性の確認と、パートナー企業との要件すり合わせは想像以上に複雑なプロセスでした。お客さまに提供したい価値が何かという想いを、社内外の関係者に共有できたことが、なんとか立ち上げにこぎつけた要因だったと思います。

製品の大きさに合わせて、お届け用の箱を3種類用意しています。

社内にも想いを共有。イチガンとなってプロジェクトの成功へ


―関係する部署が多岐にわたったとのことですが、社内調整はどのように行ったのですか?

遠藤:他部署との意見調整にあたっては、プロジェクトの背景や意義を丁寧に説明することを徹底しました。はじめは我々の部署として実現したいことと、その実現可能性を巡って他部署と意見の相違が生まれ、困難な状況に陥ってしまったこともありましたが、他部署の意見も尊重しつつ、自社ECサイトの目指す姿を丁寧に説明し、議論を重ねていきました。最終的に各部署が納得できる形で落としどころを見つけることができ、私個人としても非常に良い経験になりました。

―今回のプロジェクト推進にあたり、ファンイントゥデイだからこそ実現できたと思うことはありますか?

漆山:当社の良いところは、新しいアイデアを提案した際に、「どうすればできるか」と建設的な議論に基づき推進することができる点です。今回のプロジェクトにあたっても、部署間で意見の相違はありましたが、そのどれもが、「どのようにしたらプロジェクトを前に進められるか」という観点からの、建設的な意見でした。なかでも、サイトを立ち上げる上でキーとなる部署であるITチームからは、「我々は単なる作業担当ではなく、ビジネスの伴走者として一緒に動くよ」と言ってもらえました。本当に心強かったですね。

また、経営陣も、新しいことへの挑戦に対して非常にポジティブでした。新規事業に挑戦する時はともすれば守りの姿勢になってしまうこともありますが、経営陣が常に後押ししてくれたことも、大きな支えになりました。

自社ECサイトだからこそできる製品・サービスの拡充を目指す


―自社ECサイトの今後の展望について教えてください。

漆山:まずは製品のラインアップやサイトの機能が限定的な状態でスタートしますが、将来的には自社ECサイトにしかできない価値提供を充実させていきたいと考えています。まずはスタート段階として、安定的な運営体制や取扱製品の拡充の整備に最優先で取り組みつつ、段階的にサービス拡充などを図ります。

―具体的にはどのようなことに取り組んでいくのでしょうか?

遠藤:当社が取り扱う製品は日用品であるため、例えば定期購買といったサービスはお客さまの利便性向上に貢献できるのではないかと思っています。他にも、自社で運営するECサイトという特性を活かし、さまざまな角度からオリジナルのサービスをご提供できると思っています。また、製品の開発者のインタビューや生産現場の紹介など、ブランドや製品に込めた想いを知っていただく場としても活用できるかもしれません。当社のSNSとも連携しながら、開発者の顔や生産現場をご覧いただくことで、より当社製品への安心や愛着を感じていただけるのではないかと思います。

―最後に、生活者の皆さまへのメッセージをお願いします。

漆山:「ファイントゥデイ オンラインショップ」では取扱製品の拡充を進めるとともに、お客さまのニーズに応じた多様なサービスの提供や、当社ブランドをより身近に感じていただけるような情報の発信を行っていきたいと考えています。みなさまのご利用を心よりお待ちしております。


ファイントゥデイ オンラインショップはこちら(PC・スマートフォン共通)

【関連リンク】2025年3月4日付プレスリリース