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都市型ラボでオリジナルシャンプーをつくろう!親子シャンプーづくり教室イベントレポート

東京・豊洲に誕生したファイントゥデイの研究開発拠点「ファイントゥデイ ビューティーイノベーションセンター」(以下、BIC)が、2024年7月に開所1周年を迎えました。

1周年を社内から盛り上げるべく、8月21日、 BICで社内イベント「親子シャンプーづくり教室」を開催しました。今回は社員と小学生の親子8組17名が参加し、オリジナルのシャンプーをつくりながらヘアケア研究や製品の仕組み、研究員のお仕事について楽しく学びました。当日の模様をレポートします!


ファイントゥデイ初の研究所、都市型ラボ「BIC」とは?

BICは、2023年7月に東京・豊洲に開所したファイントゥデイ初の研究所です。約1,100m2の空間には、執務室エリアとラボエリアがシームレスに広がり、「お客さまの美への期待(Beauty)を革新的な技術開発(Innovation)で叶える」という、イノベーション創造を目指した拠点となっています。

化粧品・日用品メーカーをはじめ、原料メーカーや製薬会社などさまざまな業界から集まった多様な人財が、従来のやり方にとらわれない自由な発想で、ヘアケア、スキンケア、ボディケア製品の研究開発に日々取り組んでいます。

BICの特徴は、ファイントゥデイ本社のある港区・品川、生産拠点である埼玉・久喜のファイントゥデイインダストリーズからもアクセスが良い都市型ラボであること。自社の研究開発拠点を構えることで、グループ同士の連携をいっそう強化できるだけでなく、技術開発から生産、販売までを一貫して行う体制が整いました。

今回、BICの営業開始1周年を記念して、「BICとはどんな場所なのか?」「普段、どのように研究開発が行われているのか?」を知っていただくために、社員とその子どもたちを招待して、親子で学べるシャンプーづくり教室を開催しました。

シャンプーができるまでを学ぼう

ファイントゥデイ社員の親子8組17名がBICに集まり、座学→実験の順番でワークショップを進めていきます。

きょうの時間割
・初めのあいさつ
・ファイントゥデイ ビューティーイノベーションセンターってなに?
・研究員のお仕事とシャンプーの仕組みを学ぼう!
・白衣にきがえ
・オリジナルシャンプーをつくろう!
・おわりのあいさつ

まずは、BICの立ち上げを指揮し、グループの研究開発を率いるR&D本部長の安達さんから、参加者の皆さんへご挨拶。

安達:「BICへようこそ。この研究所は1年前の7月にオープンしたばかりで、皆さんのお父さん、お母さんのお仕事とも関わりの深い場所です。今日はシャンプーづくり体験ということで、夏休みの自由研究のように、楽しみながら自分のオリジナルのシャンプーを作って、ぜひお家で使っていただきたいと思います」

次に、R&D本部でヘアケアを研究する志村さんから、シャンプーの仕組みを学びます。

志村:「ファイントゥデイの製品は日本だけではなく、中国や韓国、シンガポールなどアジアの10の国・地域で販売されています。研究員のお仕事はたくさんありますが、一言でいうと、いろんな国の人たちに『いいね』と思ってもらえる製品を生み出すことです。

例えば、カレーライスが好きな人とそうではない人がいるように、人それぞれ好みがありますよね。シャンプーも同じで、使い心地や香りなど国によって好みがさまざまです。それを『どうしたらみんなに好きになってもらえるだろう?』といろいろ調べながら、ここで実験したり、材料を工夫したりして製品を開発しています」

座学ではワークシートに沿って、シャンプーの役割や入っている材料、それらの材料がどんな機能を果たしているのか?を学んでいきます。

例えば、シャンプーに使われる洗浄成分「界面活性剤」。通常、水と油は混ざらずに分離しますが、界面活性剤が加わることで、均一に混ざり合い、乳化する働きがあります。
水と油が入ったペットボトルに界面活性剤を加え、シェイクすると両方が混ざって乳白色に。まるで科学の実験みたいです。

オリジナルシャンプーをつくってみよう

レクチャーを終えて白衣に着替えたら、いよいよ親子でシャンプーづくりをスタート!今回は以下の工程でシャンプーづくりを進めていきます。

シャンプーづくりの工程
計量→攪拌(かくはん)→加温→香り配合→冷却→充填→泡立て

ビーカーとはかりを使って水を計量し、材料を加えていきます。
「カップ1杯分は何cc?」「ちゃんと混ざっているかな?」
初めて触れる道具に皆さん興味津々です。

材料を加えたら、にごりがなくなって透明になるまで混ぜ棒でかき混ぜます。強くかき混ぜると中身が飛び散ってしまうので、優しく、ムラにならないよう混ぜるのがポイントです。

さらに界面活性剤や増粘剤、防腐剤、香料、ひんやり成分などを加えていきます。
今回、準備した香料は3種類。一つずつ嗅いで好きな香りを選びます。1種類使うのも、ミックスするのもOK。
「甘いね」「嗅いだことある匂い」「混ぜたらどうなるんだろう?」と皆さんそれぞれの好みを真剣に選んでいました。

「研究員の皆さんは、こういう実験を何度も試しているんですね」
「国によって髪質や水質も違うので、さまざまなオーダーに応じて作っています」
参加した社員も、オフィスでは知ることのできないモノづくりの奥深さを体感しました。
 
温度が上がるととろみが増し、あちこちからシャンプーのいい匂いが。
「だんだんシャンプーっぽくなってきた!」
温度をチェックして、よく混ざったら容器に移し替え、蓋をして完成です!完成品はこちら。

早速、できたてのシャンプーの泡立ちを試験用の毛束を使ってチェックします。

「思ったよりめっちゃ泡立つ!」「今度はトリートメントも作ってみたいね」
はじめてのオリジナルシャンプーづくりは大成功!
参加者の皆さんからはこんなコメントが寄せられました。

社員の声
・製品づくりの奥深さを体感し、勉強になった
・ファイントゥデイならではの貴重な体験ができた

子どもたちの声
・売っているシャンプーではできないことを体験できて楽しかった
・シャンプーの役割がよくわかった
・実験が楽しかった!家のお風呂でも試したい

笑顔を生み出すラボを目指して

最後にシャンプーと一緒に、参加者の皆さんと講師を務めたR&D本部のメンバーで集合写真をパチリ。ワークショップを締めくくりました。
 
BICのコンセプトは「ここに集まる人が、いつも”ファイントゥデイ(素晴らしい今日)”であるために」。今回のワークショップでも、たくさんの笑顔が生まれていました。
 
世界中の誰もが、元気に、気持ちよく、「今日は素晴らしい」と言えるように。ファイントゥデイグループはこれからも、お客さまの素晴らしい毎日を彩る製品をお届けしてまいります。

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